学生生活を送っていくうえで、何らかの理由によって留年してしまう人もいるはず。薬剤師を目指している人は、「就職に影響したらどうしよう…」と不安を抱くかもしれないね。
このページでは、薬学部の留年率や就活・就職への影響などを紹介しているから、ぜひ参考にしてみてほしいな。
「薬学部に入学したものの、周りに留年している人が多くて心配…」と感じている人もいるんじゃないかな。実際、薬学部は他の学部よりも留年しやすく、2020年に文部科学省が発表したデータによると、国家試験にストレートで合格した学生は、ほとんどの大学で6割以下だってことが分かったんだ。
一体なぜ薬学部は留年しやすいのかというと、この学部は科目数がとても多くて、そのうちのほぼすべてが必修科目だから。どの科目も難易度が高いから、「授業に付いていない…」という理由で留年することが多いみたいだね。
留年が就活や就職に影響するかは企業によって異なるけれど、1番重要なのは国家試験をクリアしたかどうか。そのため、終活で留年が問題視されるケースはほとんどないだろうね。とはいえ、留年回数が多いと印象が悪くなってしまうから、なるべく繰り返さないよう対策をしておこう。
また、研究職やMRは他の学部からの志望者も多く、そのぶん倍率も高い職種なんだ。留年が就活に影響するか心配な人は、在学時に良い成績を残しておくのが重要だよ。
企業から内定をもらえても、留年すると内定が取り消しになる可能性が高いよ。企業によっては1年後の卒業を条件に待ってくれるケースもあるけれど、全ての企業がそうであるとは限らないんだ。
内定が決まった後に留年してしまう場合は、なるべく早い段階で企業の採用担当者へその旨を伝え、判断を仰ぐことを忘れないようにね。
どんな理由であっても、留年した事実は就職を希望する企業に伝わるんだ。そのため、中には「留年した理由を問われるかもしれない…」と不安になる人もいるかもしれないね。
実際に、個別面接を採用している企業では留年の理由を問われるケースが多く、理由によっては印象が悪くなってしまうことも。面接官に悪い印象を与えないためにも、留年した理由を聞かれた場合を想定し、納得してもらえるような理由を用意しておこう。
面接で留年した理由を聞かれた時は、まず結論から伝えるのがベスト。その後、エピソードとして「留年によって学んだこと」や「留年するに至った経緯」などを細かく説明していこう。また、「今後も同じような事態を起こさないためにどうするのか」といった改善方法や、エピソードのまとめとして「入社後にどう活かすのか」などを述べるのも忘れずに。
実際に、留学を理由として留年をした場合は、スケジュール調整ができなかったなどが留年の原因として挙げる人が多いかもしれないね。そんな時は、「留学によってたくさんのことを学べた」「今後はスケジュール調整の前にToDoリストを作成して、優先順位をしっかり把握していこうと思う」などの説明をすれば、面接官に悪い印象を与えることはないよ。
上記では「留年の理由を聞かれた時、面接官に悪い印象を与えないための回答方法」を伝えたけれど、逆にNGな回答例を知っておくのも重要だよ。面接時に留年理由を聞かれた場合、絶対にしてはいけないことは、「留年したことを自分以外の人や環境のせいにする」「ウソの理由を伝える」の2点。
まず、留年理由を他責にするのは、面接官に「自分の失敗を人のせいにする」「今後の成長が見込めない」と判断されやすいんだ。よって、留年理由を説明する際は、どんな内容でも自分の行動が結果に繋がったと述べると良い印象を与えるよ。
また、面接官はこれまでに多くの求職者の面接を行ってきたプロだから、ウソは簡単にバレてしまうよ。入社後に居心地が悪くならないよう、留年の理由は正直に伝えよう。