せっかく薬剤師になれたのに、就活がうまくいかずに悩んでいる薬学部生も多いんじゃないかな。内定がもらえないことで、「薬剤師に向いていないのかも…」と自信をなくしてしまったり自分を責めたりしている人はいない?でもね、就活って受けるタイミングや就職希望先の社風、一緒に受けるライバルによっても、結果が左右されてしまうんだ。だから、自分に実力や魅力がないんだと必要以上に追い込まないでほしいな。
薬剤師になるために、今まで頑張ってきた君だもの。夢を叶えるためには、あともう少しのひと頑張りと、まずは君自身が頑張ってる自分を認めてあげることが大切だよ。深呼吸をして気持ちを落ち着けたら、ぼくと一緒に就活がうまくいかない原因や打開策を見て行こう。
就活がうまくいかないと悩んでいる君は、薬剤師としてどんな職場で働きたいのか、待遇や仕事内容など重視したいポイントはどこにあるのかといった就活するうえでの「軸」は持っているかな?
ただ薬剤師になりたいといったあいまいなイメージのまま就活をしていると、自己PRや志望動機までぼんやりしたものになっている可能性があるんだ。
企業側にとっても、君が薬剤師としてどう活躍したいのかのビジョンが見えないことで採用に不安を感じちゃっているのかもしれない。就活の軸が定まっていないなら、まずは自分の得意なことややっていて楽しいことが何かを考えてみよう。
そのうえで得意なことを生かせる就職先か、やりたいことを叶えられる仕事内容や待遇かどうかを就活の軸にすることで、採用側にも自己PRや志望動機を上手に伝えられるようになるよ。
就活をするうえで、就職を希望する企業や業界の研究はしっかり行なっているかな?企業の理念や力を入れていることなど基本的なことを押さえておくのはもちろん、この企業じゃないとダメな理由や企業に貢献できる君の強みも答えられるようにしておこう。
就職希望先の企業や業界研究が不十分のまま面接に臨んでいるのなら、企業側に君の入社したいという熱意が伝わっていないのかもしれない。企業や業界の研究をするのは、企業の理念や仕事に興味があるというアピールになるんだ。
だから、就職フェアや合同説明会に参加したり、OB・OGを訪問したり、学会に参加したりしながら、企業や業界の情報を収集することが大切だよ。
薬学部生のうちは業界にまだ詳しくないから、ネームバリューのある大手企業にどうしても目が行ってしまうよね。
でも、それはほかの薬学部生も一緒で、それだけライバルが多いということなんだ。競争率の高いなかで、自分を選んでもらうためにアピールするのはかなり大変。どうしても絶対に行きたい企業というわけではないなら、中小企業にも目を向けてみてはどうだろう。
意外なところで、君の得意なことややりたいことを叶えられる企業が見つかるかもしれないよ。
面接になかなか進めないという人は、履歴書やエントリーシートなどの提出書類を見直してみよう。企業にとっては履歴書やエントリーシートが君自身について知る唯一の材料だから、ありきたりな内容で済ませてしまうとほかのライバルに埋もれてしまって、面接に進めない原因になっているかもしれない。
履歴書は企業へのラブレターとも言われるように、君の魅力や相手への熱意を知ってもらうためのもの。だからこそ、履歴書を書くときは、君の魅力や熱意がしっかりと伝わるオリジナリティなものに仕上がるように意識しよう。
完成度が不安なときは、友人や先輩、大学のキャリア支援センターに相談してアドバイスをもらうのもおすすめだよ。
自己分析をはじめ、企業や業界の研究、完成度にこだわった履歴書を作成しても面接で落とされてしまうという人は、ビジネスマナーやコミュニケーションスキルがうまくいっていないのかもしれない。就活の面接はどうしても緊張してしまうものだけど、きちんとした敬語が使えていなかったり面接官の質問にしっかりと受け答えできなかったりすると、あまり良い印象を持たれないんだ。
せっかくの頑張りが面接時の振る舞いで台無しになってしまうのはすごくもったいないことだから、面接が苦手という人は大学のキャリア支援センターに相談してみよう
。家族や友人に練習を頼むのもいいけど、できれば顔見知りじゃない相手のほうが、より本番に近いカタチで練習しやすくなるよ。
就活がなかなかうまく決まらないときは、基本への立ち返りとして自己分析をもう一度行なってみよう。自分のことは自分がよく知っているのに自己分析ってそんなに必要?と思う人もいるかもしれないけど、自身の売り込みが求められる就活において自己理解はかなり重要なポイントになるんだ。
それに、自己分析をしっかりと行なうことで自分に合った働き方のヒントも見えてくるし、薬剤師として働きたいという熱意を改めて確認することでモチベーションアップにもつなげられるよ。
自信がなくなってきたという人は、企業・業界研究や面接対策なども再開してみよう。ネガティブな状態で面接に臨むよりも、知識や自信がついた君のほうが面接官には好印象に映るはずだよ。
いつ終わるか分からない就活を続けるのは、体力的にも精神的にも疲れてしまうよね。誰もが通る道とはいえ、それでもつらいことには変わりないもの。
だからこそ、気持ちを切り替えるためにも就活から少し離れる時間を作るのも大切だよ。企業・業界の情報集めや自己分析もリフレッシュ中の間はお休みしよう。友人の就活状況が分かるSNSもストレスのもとだから、距離を置くのがおすすめ。
リフレッシュ期間は就活モードをオフにして、自分の好きなことを楽しもう。リフレッシュして気持ちを切り替えることができたら、前に進む力もほんの少し回復してるんじゃないかな。ときどき立ち止まってひと休みして、そしてまた自分にできることを1歩ずつ進めて行けばきっと就職というゴールにたどり着けるはずだよ。