薬剤師の面接では、最終フェーズとして応募者への「逆質問」があることがほとんどだよなんだ。この時にどんな質問をするかで採用・不採用が決まることもあるから、面接前にしっかりと対策法をチェックしておこう。
ここでは面接で有利になる逆質問の必要性やマナー、注意点などを紹介していくよ。
面接官が「何か質問はありますか?」と逆質問をする理由は、応募先の企業に対する理解度をチェックしているからなんだ。
面接官への質問は、企業のことをよく知らなければできないよね。だから、面接官は逆質問をすることで、「どのくらい企業研究をしてきたのか」「業務内容を理解しているか」を確認しているんだよ。もしも会社や業務に関係のない質問をした場合は、企業研究の甘さから評価が下がってしまうこともあるから注意しよう。
また、面接官は応募者に対話力や状況判断能力など、総合的な能力があるかもチェックしているから、TPOに合わせた質問内容を選ぼう。逆質問は難しいけれど、きちんと対応できれば採用への近道となるので、しっかりと対策しておくのが重要だよ。
最近では、インターネットを通して基本的な企業情報は調べることができるよね。だから、企業の情報を掘り下げるような内容を質問すれば、「会社のことをもっと知りたいと思ってくれている」「具体的に働くイメージがついている」と思ってもらえるかもしれないよ。
逆に、公式ホームページに記載されている内容を聞いてしまうと、面接官から「企業研究をしていない」「入社意欲を感じられない」と判断されやすいんだ。そのため、自分で調べれば答えが出るような内容は質問しないよう心掛けよう。
給与や賞与、福利厚生に関しては、面接時に質問するべきではないよ。たしかに待遇の良し悪しは働くにあったってとても重要な内容だけれど、面接官に「それだけが目的なのかもしれない」と思われやすいんだ。
もしも待遇面での交渉を希望する場合は、内定が決まってから行うのがベストだよ。たとえ気になる内容であっても、面接時に質問しないように気を付けてね。
「せっかく薬剤師として働くなら、どんどん上を目指したい!」と考えている人も多いだろうね。でも、逆質問の時は、「スキルアップは目指せますか?」「どのくらいで管理薬剤師になれますか?」といった自己中心な質問は控えよう。
薬剤師の仕事は従業員同士のコミュニケーションが欠かせないから、「自分のことばかり考えている」と思われるような発言は評価を下げてしまいやすいよ。
薬剤師の面接で評価を上げるためには、仕事に対する熱意をアピールするのが効果的だよ。「入社日までに学習しておくと良いことはありますか?」「将来的に患者さんや部下から信頼される管理薬剤師になりたいのですが、必要なスキルや人となりを教えてください。」などの逆質問は、面接官に良い印象を与えやすいかもしれないね。
応募先の企業に関しての質問は、あらかじめ職場や業務内容についての理解を深めておく必要があるよ。上辺だけの逆質問はすぐにバレてしまうから、きちんとリサーチしたうえで質問してみよう。質問の構成によっては、「採用したい!」と思わせることができるよ。
待遇面に関する逆質問はなるべくなら避けたいところだけれど、どうしても知りたいことがある場合は前置きを置いてやんわりと聞いてみよう。「前の職場では月に○○時間の残業を行っていましたが、御社では平均して何時間くらい残業がありますか?」「積極的に自己研鑽をしたいのですが、勉強会や研修に伴う休日出勤はありますか?」など、ポジティブな前置きを意識しよう。