薬剤師の就職先ごとのお給料を比較してみたよ。働いた分、しっかりお金を稼ぎたいと考えている薬学部生は、是非チェックしてみてね。
お給料が高いのにはそれなりの理由があるから、プライベートも充実させて自分らしく働きたいという人は、お給料ばかりに引っ張られるのではなく、福利厚生ややりがいについて注目するようにしてみよう。
初任給 | 初年収 | その後の年収 | |
---|---|---|---|
調剤薬局 |
22~30万円 |
350~400万円 |
450~700万円 |
ドラッグストア |
25~35万円 |
350~450万円 |
500~800万円 |
病院 |
20~25万円 |
300~350万円 |
400~650万円 |
製薬会社 |
22万円前後 |
300万円前後 |
600~1200万円 |
※参照元:Career Theory「ひと目で分かるドラッグストア薬剤師の年収と年収アップの全ノウハウ」(http://career-theory.net/drugstore-annual-income-11385)
薬剤師の職種別にお給料を見てみると、ドラッグストアの初任給が一番高いことがわかるね。初年度の収入だけじゃなく、その後の年収も見ると、製薬会社の方が年収は高くなってるんだ。ただ、製薬会社への就職は本当に狭き門。求人数が少ないから倍率が高いよ。
ドラッグストアに関しては、一般的に全国展開しているドラッグストアの方が地域密着型のドラッグストアよりも、初任給が高い傾向があるみたい。お給料の面で考えれば、調剤薬局や病院勤務よりもドラッグストアの方が仕事へのモチベーションが高まりやすいって感じる人が多いんだ。
ただ、ドラッグストアでの薬剤師の仕事内容は、本来の仕事である調剤以外に、レジ打ちや品出し、掃除なども業務に含まれていて、とても専門職とは言い難い状況。24時間営業のドラッグストアに勤務となれば、労働時間が長く体力的に疲れてしまったり、万引き犯のチェックや外国人の対応を任される事もありえるよ。
お仕事の内容に対してお給料が見合っているのかは、入社前にしっかり考えておくべき。そのお仕事を一生続けられるのか、自分が本当にしたいことはどんなことかと、自分の中で答えを明確にすることが失敗しない就活の秘訣だよ。
2018年の厚労省の賃金統計調査※を元に、女性薬剤師の年収を年代別に調べてみたよ。女性薬剤師の年収は平均約500万円。
(※新卒から定年まで働いたものとして計算)
※参照元:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html)
薬剤師は国家資格だから、もちろん簡単になれるものではないけど、大学卒業から定年まで年齢に関係なく「一生働ける」ところが薬剤師の魅力だよね。女性にとっては、ライフイベントに左右されることなく、一生活用できる資格である点もメリットなのではないかな?
最初は初任給ばかりに気を取られるけど、「働きやすさ」についてもしっかり確認した方が良いよ。福利厚生を確認することはもちろん、職場の雰囲気をつかむためにインターンに応募したり、近くの店舗まで足を運んで確かめてみるのもいいよね。
薬剤師が最も就職先として選んでいる「調剤薬局」「ドラッグストア」について、年収や福利厚生の面で比較してみたよ。どちらの職場がより「狙い目」なのか、参考にしてみてね。
調剤薬局とドラッグストア