薬剤師の就職先の一つである「病院」について、仕事内容やメリット・デメリットについて調べてみたよ。病院で働く薬剤師は、毎日どんなお仕事をしているのかな?
2017年の就職動向調査(※1)によると、24.3%の薬学部生(※2)が就職先として病院を選んでいるんだ。
病院薬剤師は、とにかく勉強できる機会がたくさんあるし、調剤業務だけでなく、院内製剤ができるよ。医師や看護師と一緒に患者さんの治療に携わるから、自分も医療チームの一員だっていう実感が大きく、大きなやりがいに繋がるみたい。
病院は学習意欲の高い人から人気の就職先となっているけど、病院によって働き方が違うから、慎重に就職先を選ぶようにしよう。
※1参照元:「薬系学科」平成29年3月卒業者の就職動向調査(旺文社 教育情報センター)(http://eic.obunsha.co.jp/pdf/educational_info/2017/1110_1.pdf)
※2 6年制の私立大学薬系学科卒業生8,945人が対象。
医療従事者としてのやりがいがある
医師や看護師と一緒に患者さんのための治療を行えるから、医療従事者として貢献しているという実感がわいてくるよ。処方した薬によって患者さんの体調が良くなれば、とても大きなやりがいに繋がるよね。
薬剤師としてスキルアップがしやすい
病院は医療現場の最前線だから、薬剤師としての能力を高めるにはおすすめ。医師とともに患者さんと向き合うことができる病院は、上昇志向のある薬剤師なら一度は働いてみたい職場だといわれているよ。
病院薬剤師は他の職場に比べて年収が低い
病院勤務の薬剤師は、他の職場と比べて年収が低いんだ。スキルアップにつながるから、病院で働きたいという気持ちがあれば克服できるかもしれないよね。
仕事に緊張感があり夜勤と当直がきつい
若いうちは気にならないけど、歳を重ねるに従って仕事が辛くなる人が多いみたい。いつどんなときでも、駆け付けることができるよう準備しておくことが求められる病院の宿命ともいえるね。
年代 | 20代 |
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月収 | 25万円 |
残業代 | 3万円 |
当直手当 | 7万円 |
合計 | 35万円 |
病院薬剤師は人気が高い職業であるため、病院はそれほど福利厚生を充実させなくても薬剤師を確保できるんだ。もし福利厚生制度が充実していても、当直や残業が多いから、福利厚生を活かすことが難しい職場環境になっているみたい。メリット、デメリットを比較するより、自分が何を優先したいか考えて就職先を選ぶことが大事だよ。
2018年に厚生労働省が行った調査によると、薬剤師総数の約31万人のうち、半分以上の約18万人が薬局薬剤師として働いているんだよ。これに対して、病院で働く薬剤師は約5万人(※3)。
病院へ就職する薬剤師が少ないのは、求人があまりなく、狭き門であることも関係しているけど、お給料の少なさや職場環境を気にする薬学部生が多かったのかな。
なぜ薬局が最も選ばれているのか、薬局のなかでも「調剤薬局」と「ドラッグストア」どちらが働きやすいのか、調べてみたよ。
※1参照元:「薬系学科」平成29年3月卒業者の就職動向調査(旺文社 教育情報センター)(http://eic.obunsha.co.jp/pdf/educational_info/2017/1110_1.pdf)